【初心者】注意!デフォルトが発生しているプラットフォーマー
怪しいものには手を出さないことが大原則
クラウドファディング(ソーシャルレンディング)でデフォルト(貸し倒れ・延滞)が発生し、損失が出た事例が複数あります。
最近では、グリーンインフラレンディングが破産申立をされました。
過去にもいくつかソーシャルレンディングでデフォルトは発生していますが、これらの事業者(プラットフォーマー)を運営していたのはmaneoマーケットのようです。
終了した事業者も一部ありますが、継続している事業者がありますので、このようなところは避けておくことが無難です。
優先劣後出資がなかったり、かなり細かく資金調達しています。運営会社がリスクをとったり、投資先の精査をしているようには見えません。
投資は自己責任でと言うのが原則ですので、怪しいものには近づかないのが得策です。
デフォルトが発生しているプラットフォーマー
運営会社:maneoマーケット株式会社
運営はすべてmaneoマーケット社で、( )は営業者です。
下記太字は一部のローンにデフォルトが発生している事業者です。(当ブログ管理人調べ)
- maneo
- クラウドリース(株式会社Crowd Lease)
- グリーンインフラレンディング(株式会社グリーンインフラレンディング)
- キャッシュフローファイナンス(株式会社Cash Flow Finance)
- スマートレンド(SmartLend株式会社)
- アップルバンク( 株式会社アップルバンク)
- さくらソーシャルレンディング(2020/1 SAMURAI FUNDに事業譲渡)
- ガイアファンディング(2018/12新規募集・私募の取扱停止)
- LCレンディング(2019/7ファンド募集休止)
- アメリカンファンディング(2019/4新規募集終了に係るお知らせ)
- プレリートファンド(2019/8「新規募集」に関する一時停止のお知らせ)
当ブログでは、maneoマーケットが運営会社となっているプラットフォーマーは掲載しないように注意を払っていますが、投資の前にご確認お願いします。
返済実績やデフォルト発生状況
maneo
グリーンインフラレンディング
損失回避方法(リスク低減方法)は改めて書いていきます。
登録&口座開設したプラットフォーマはこちらです。↓
crowdfundingstart.hatenablog.jp
投資を始めるか迷っているなら、まずは無料登録できるCREAL から始めてみませんか。
登録に必要なのはメールアドレスのみ、口座開設は自由、入金不要です。
ご購読ありがとうございました。
coffee break「クラファンのためのイス」
ちょっとcoffee breakです。
クラウドファンディングのためにパソコンを長時間やっていると体に不調を来したので、思い切ってゲーミングチェアを買いました。(ゲームはしません。)
少し作業をするだけで腰や肩、首が痛くなり、目もかなり疲れるようになっていました。休憩ばかりで効率も悪くなっていました。
(今までソファでやっていたのはさすがに良くなかったです。)
このチェアを買ってから全然違います!数日使っただけですがこれはおすすめです。
届いてから組み立てるまでと感想を書いています。
買ったイス
Gtracing ゲーミングチェア
買ったばかりなのに、さらに2000円安くなってる・・・
買ったときは数量限定4000円offクーポンあってラッキーと思っていたのに。
快適だからいいですけど。
注文してすぐ届きました。(火曜日注文⇒木曜日着)
①箱が届いたところ
85cm×60cm×35cmくらいのサイズ
②箱を横にしたところ
結構重いです。2人で組み立ててください、となっていましたが男性なら1人で大丈夫です。女性ならちょっと厳しいかもしれないです。
③箱を開けたところ
中も丁寧に梱包されています。
④組み立て方の説明書
カラーできれいな説明書で驚きました。日本メーカーでもきれいな説明書は珍しいです。とくに家具とかはモノクロが普通ですから。
⑤説明書を開く
見開きで2ページ。パーツのそれぞれにも前後左右のシールが貼ってあり、説明書と合わせて見やすいです。
⑥工具とネジ類
これだけですので比較的簡単でした。
⑦意外なもの
軍手が一緒に入っていました。力もいるし、リクライニングの部分では油も少し付けていますので、これは結構ありがたかったです。ユーザーの立場でしっかり考えています。
⑧組み立てるところ
最初に座面と背面を固定させます。
⑨組み立て途中
左右のネジを締めたところ、ネジが締めにくい場合は、締める箇所を上に向けて、穴にネジを落とすようにするとやりやすいです。穴がずれている箇所はありませんでした。
⑩リクライニングの部分
作りはしっかりしています。
⑪脚の部分(ガス圧調整とホイール)
ホイールをはめるだけです。
少し省略します・・・
⑫出来上がりⅰ
⑬できあがりⅱ
これは正直にいい意味で裏切られた感じです。
口コミ良かったのですが、中国メーカーだし、ゲーミングチェアとしてはかなり安いので悪くなければいいかな、と思っていました。すみません。
座り心地は他と比較したことありませんが、もっと早く買っておけばよかったです。腰も肩も目の疲れも全然違います。3~4時間座りっぱなしでも作業できます。
自分には値段以上の価値があります。
休憩の時は、オットマンを出して、リクライニングを全部倒して伸びをすると気持ちいいです。
(あくまでも個人の感想です。)
以上体験記でした。
気になった方はこちらからどうぞ。
ご購読ありがとうございました。
株式型クラウドファンディングで初の上場です。
株式型クラウドファンディングが、初の上場です。
株式型は配当が出ることはほとんどなく、M&Aや上場で値上がり益を期待して投資しますが、上場を果たしたことでクラウドファンディングにさらに注目が集まりそうです。
今回は、東証の特定投資家限定の東京プロマーケットですので、個人投資家(一般投資家)の方が上場後に購入することはできませんが、上場後の成長に期待したいと思います。
(日本経済新聞 2021年3月12日)
株式型クラウドファンディング 調達企業で初の上場
卓球チーム運営の琉球アスティーダインターネット上で株式による少額の資金調達ができる「株式型クラウドファンディング(CF)」を活用した企業が初めて株式上場する。卓球で国内トップのTリーグに参加するチーム「琉球アスティーダ」の運営会社、琉球アスティーダスポーツクラブ(沖縄県中城村)で、東証が12日に東京プロマーケット(TPM)への上場を承認した。
琉球アスティーダは男子のTリーグ 2020-2021シーズン で優勝した
上場は3月30日。国内プロスポーツチームを直接運営する企業が上場するのも初めて。2020年1~6月期の売上高は1億5400万円、最終損益は4200万円の赤字だった。TPMは機関投資家などプロ投資家に参加を限り、一般投資家は買い付けできない。株式型CFとは2015年に解禁されたインターネットを介した少額資金の調達手法だ。個人投資家が1人あたり年間50万円を上限に未上場株を購入し、出資先企業の経営破綻リスクを負う一方で、株式上場時などに値上がり益を見込める。琉球アスティーダの資金調達は日本クラウドキャピタル(東京・品川)が仲介した。日本証券業協会によれば、株式型CF全体では21年1月までに136件、44億円強(1件平均3200万円強)の募集が成立した。
ただ成長しているとはいえ、投資家層は限られる。株式型CFには流通市場が無く原則として途中売却ができない。日本クラウドキャピタルの柴原祐喜最高経営責任者は「上場案件の増加に加え、流通市場の整備が普及の鍵になる」と話す。
※株式型クラウドファンデングは未上場株式に投資をしますので、元本保証ではなく、破綻等により投資元本が毀損したり、最悪の場合ゼロになる可能性があります。これらのリスクをご理解の上、自己責任で投資をお願いします。
株式型は時間がかかる、どれくらい利益が出るか分からない、と言う方には、貸付型、ファンド型、不動産型があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
crowdfundingstart.hatenablog.jp
ご購読ありがとうございました。
【無料登録】プラットフォーマーのご紹介
たくさんあってどれがいいのか分かりにくいので、登録や口座開設したものを書いていきます。
数多くあるクラウドファンディングのプラットフォーム(取扱業者)ですが、どれに登録をしたらいいのか分かりづらいので、種類や特徴、登録のしやすさなどをまとめてご紹介します。
区分は実際に登録や口座開設をして、取扱い商品を見て独自に分けたものです。
これからも登録や口座開設できたら追加していきます。
※基本的に会員登録や口座開設は無料ですが、ご確認の上、手続きをしてください。 登録はすぐできますが、口座開設には数日(2~10日)かかります。
登録や口座開設のポイントと必要なものはこちらに書いています。↓
crowdfundingstart.hatenablog.jp
株式型
イークラウド
- 運営会社:イークラウド 株式会社
- 第一種少額電子募集取扱業者関東財務局長(金商)第 3181号
- 大和証券グループとの連携して事業運営しており、安心して利用できそうです。
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貸付型
SAMURAI FUND(サムライファンド)
- 運営会社:SAMURAI証券株式会社
- 第一種・第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第36号
- 東証ジャスダックに上場のSAMURAI&J PARTNERS 株式会社の100%子会社です。
- 6ヶ月~12か月の国内貸付案件が多数です。
- WEBで簡単にできます。登録済&口座開設中です。
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ファンド型
FUEL(フエル)
- 運営会社:FUEL株式会社
- 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2123号
- 2020/11 日本商業開発株式会社(東証一部)の子会社と業務委託及び提携
- 2021/1 株式会社ADワークスグループ(東証一部)の子会社と業務提携
- 1つの口座で「FUELオンラインファンド」および「CRE Funding」へ分散投資可能
- 口座開設簡単(WEBで完結) 登録&口座開設しました。
クラウドバンク
- 運営会社:日本クラウド証券株式会社
- 第一種・第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第115号
- 第一種に登録されている証券会社が運営するクラウドファンディングです。
- 「海外投資」や「不動産」など様々なテーマのファンドに1万円から投資が可能です。(米ドルでの投資案件あり)
- 案件数はかなり多く、累計応援金額1,300億円を超えています。
- 実績は運用元本回収率は100%です。(※2021年2月現在・将来を保証するものではありません)
- WEBで簡単にできます。登録済&口座開設中です。
Bankers(バンカーズ)
- 運営会社:株式会社バンカーズ
- 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3216号
- 会員登録でAmazonギフト券500円分のプレゼントキャンペーン中(期間限定)
- 貸出先のリスクを分散する効果とファンドの運用利回りを高める可能性を目指して、ファンドの資金の一部を商業手形割引でも運用しています。
Funds(ファンズ)
- 運営会社:ファンズ株式会社
- 二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号
- 出資企業:三井住友信託銀行、伊藤忠商事株式会社、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、auカブコム証券、電通グループ等
- 参加企業は原則「上場企業」または「監査法人などの監査を受けた企業」限定。
- 温浴施設の運営企業や飲食チェーンを展開する企業から不動産企業まで、幅広い業種が参加。一部のファンドでは投資することで株主優待に代わる“Funds優待“を受け取れます。(過去には、大阪王将の割引券の他、温浴施設やスキー場の割引券などあり)
- WEBで簡単登録できます。登録済&口座開設中です。
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不動産投資
CREAL(クリアル)
- 運営会社:株式会社ブリッジ・シー・キャピタル
- 不動産特定共同事業許可 東京都知事 第112号
- 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2898号
- 不動産に特化し数多くの異なる不動産タイプから選択することができます。
- メールアドレスのみで簡単登録できます。登録すれば情報が見られます。
- 口座開設は投資する時に手続きすればOKです。登録&口座開設しました。
OwnersBook(オーナーズブック)
- 運営会社:ロードスターキャピタル株式会社
- 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2660号
- 総合不動産投資顧問業 国土交通大臣 総合 - 第147号
- 運営会社は2017年に東証マザーズに上場しています。
- 日本で初めての不動産特化型クラウドファンディングサービスを取扱いました。
Jointoα(ジョイントアルファ)
- 運営会社:穴吹興産株式会社
- 不動産特定共同事業 香川県知事許可 第 1 号
- あなぶき興産(東証一部上場)が運営
- 他社不動産クラウドファンディングよりも劣後割合を大きくして、元本割れのリスクを下げています。
- 物件は、首都圏のみならず、地方の優良物件も対象にしています。
- スマホでの登録が便利です。登録済&口座開設中です。
ぽちぽちFUNDING
- 運営会社:アイディ株式会社
- 不動産特定共同事業許可 東京都知事 第107号
- 「スマホでぽちぽち」+「クラウドファンディング」からネーミングしているそうです。
- 原則いつでも解約が可能というめずらしい方式です。まとまったお金が必要な時にも対応できそうです。(※別途手数料が必要)
- ファイナンシャルプランナーによるライフプランニングが無料(一部条件あり)
- 小型の物件が多い印象です。
- スマホで手続きできます。登録&口座開設しました。
LENDEX(レンデックス)
- 第二種金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2460号
- 業務提携先 : 東急リバブル株式会社(不動産審査を実施)
- 査定価格の80%を上限にファンドを組成し、かつ案件の大部分に担保を設定し、事業者が返済ができない最悪の場合に担保権を行使し回収額を大きくしています。
- 利息は毎月分配、1年以内の短期投資を中心にして確実性を高めています。
- 登録はスマホ(必須)で完結です。 登録済&口座開設中です。
WARASHIBE(ワラシベ)
- 運営会社: 株式会社SATAS
- 不動産特定共同事業許可 東京都知事 第60号
- 第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第740号
- 大手コンビニが入居中のファンド(予定利回り6%)などめずらしい案件を取り扱っています。
- 3か月の短期案件が多いです。
まとめ
まずは気になるプラットフォーマーの会員登録&口座開設して情報収集をしてみてください。おすすめはCREALです。メールアドレス登録のみで簡単です。口座開設はそのあとでOKです。口座開設には5日~10日かかることがありますので、取引する場合は事前に開設することを強くおすすめします。案件によってはすぐに締め切ってしまうものがあります。
ご購読ありがとうございました。
【初心者】投資を始める前「登録&口座開設」
クラウドファンディングを始めようと思ったら、何からしたらいいかを書いています。
クラウドファンディングのプラットフォーマー(取扱い業者)に登録が最初の一歩です。
登録や口座開設することで得られる情報が増えます。
意外にハードルは低いです。
登録や口座開設は簡単
基本的に登録や口座開設は無料です。気になるプラットフォーマーは一度登録して情報を見てみると分かりやすいです。
取扱い案件の違いや情報量の違いが結構あります。
おすすめのプラットフォーマーは別記事で紹介していますのでご覧ください。
crowdfundingstart.hatenablog.jp
上の記事でも書いていますが、簡単に登録だけできるのがこちらの取扱業者です。
メールアドレスのみでOKです。
(登録無料・口座開設は自由・メールアドレスの変更は後で出来ます。)
ここからは手続きのポイント、必要なもの、注意点です。
<手続きのポイント>
- 基本的にスマホだけで登録できます。
- 入力や写真の添付があるのでパソコンならより手続きしやすいです。
- 事前に本人確認書類の表と裏の写真を撮っておくと簡単です。
- 本人確認書類は現住所と同じものがいいです。(違うと書類が多く必要です。)
- 登録⇒口座開設の順番ですが、登録と口座開設が一緒になっているサイト、登録だけでOKのサイトとそれぞれあります。
- 取引には口座開設(本人確認手続き)が必要です。口座開設は手続きから完了まで数日かかりますので、できることなら登録と口座開設は一気に進めておいたほうがいいです。
- 口座開設手続きに不備があると完了しません(=取引はできません)
- 必要な書類は各サイト同じですので、一度用意すれば同じものを他でも使えます。
- 1サイトあたり10分かからないです。
- 取扱業者は多数ありますので、ファンド型、不動産投資型、貸付型をそれぞれ1~2サイトに絞って登録するのがおすすめです。
- 資金は準備する必要ありません。入金は口座開設後で投資する前までです
<手続きに必要なもの>
手続きをするために必要なものはこれです。
- メールアドレス・・・手続きとそのあとの案内が届きます。クラウドファンディング用にアドレスを一つ作るといいと思います。私はGmailで一つ追加しました。
- 本人確認書類・・・運転免許証、健康保険証など
- マイナンバー・・・番号とマイナンバーカード、通知書 ※提出しなくても登録できるサイトはあります。
- 銀行口座の分かるもの・・・入力だけのサイトや通帳のコピー写真、ネットバンキングの口座番号画面などを提出するサイトもあります。
- 将来のために今から資産運用、資産形成を始めようという気持ち(これが一番大事)
※書類はあらかじめ写真を撮っておくことをおすすめします。
★★注意点★★
- 「口座開設前に入金が必要」と書いてあれば怪しい(詐欺?)です。
- 口座開設条件に入金が必須になっているサイトがあれば取引しないほうがいいです。
- 規模が小さい取扱業者は避けたほうが無難です。取扱業者の破綻は直接影響しない仕組みですが、できるだけリスクは減らしておいたほうがいいです。
まとめ
まずは投資家登録をして情報が入りやすい環境を作ることからです。案件の紹介や投資に関する情報がいろいろメールで送られてくるので勉強になります。
ご購読ありがとうございました。
【初心者】どんなリスクがある?
リスクを理解すれば投資しやすいです。
前回はクラウドファンディングの種類について書きました。(↓)
crowdfundingstart.hatenablog.jp
今回はリスクについて書いていきます。
クラウドファンディングの種類
おさらいですが、以下のような種類があります。
A.投資型(資金で投資する)
a.株式型(会社に出資する)
b.貸付型(事業や会社に資金を貸す)
c.ファンド型(事業に出資する)
B.購入型(資金で購入する)
C.寄付型(資金で寄付する)
リスクは、A.投資型クラウドファンディングについて書きます。
購入型や寄付型のリスクは別の記事で書こうと思います。
A.投資型のリスク
⇒共通点:会社や事業の成長性や継続性に影響を受けます。途中で出資を取りやめたり、貸付した資金の返済を求めることはできません。なお、出資や貸付した資金以上に損失が大きくなることはありません。最大損失額は投資した資金全額です。
a.株式型のリスク
⇒東証などの株式市場で売買されている株式と基本的な考え方は同じです。出資する会社が成長することが前提で、倒産等で会社が無くなってしまうと、原則出資した資金は戻ってきません。また、会社の業績等により配当が出ない場合(*1)もあります。
株式市場(取引市場)との大きな違いは、未上場会社の株式ですので、途中で譲渡(売却)することが非常に難しく、できたとしても制限がかかる場合があります。簡単に言うと流動性がありません。(*2)
よって、一度投資(出資)をしたら持ち続けることが前提です。途中で株式市場に上場したり、M&Aで買収されれば売却することが出来ます。その場合も出資した金額以下になる可能性もあります。
このようなリスクを取るため、クラウドファンディングの中では大きな利益を期待できるものになります。
(*1)配当についてはクラウドファンディングで資金調達するような成長ステージにある会社は配当を出さないことが一般的です。配当に使うよりは研究開発や人材確保に使って事業が成長するように経営をしていきます。配当がないからと言って経営が厳しいというわけではありません。
(*2)流動性がある=売りたい時に売れる、買いたい時に買える、ことです。
b.貸付型のリスク
⇒資金を貸し付けることですので、貸した資金が戻ってこないことが最大のリスクです。会社経営や事業運営が難しくなり、手元に資金が無くなると投資者から借りた資金を返せなくなる可能性があります。また貸している期間中は利息の支払が決まっていますが、支払が滞る可能性もあります。
株式型との大きな違いは、株式は出資のため支払順位(弁済順位)が最後ですが、貸付は株式より先ですので、倒産したときに会社に資産があれば株式よりは先に支払を受ける権利があります。利息の支払も株式の配当よりは優先されますので、配当がなくても利息の支払はされます。貸付の条件で担保を設定している(抵当権を設定している)場合がありますので、その際は抵当権に従って弁済が進められます。
貸付期間が決められているものが大半ですので、経営や事業に問題なければ期日に元本が返済されます。この点は投資するにあたって判断しやすいポイントです。リスクが高いと思ったら、貸付期間の短い案件から検討するのが良いと思います。
貸付条件の詳細は必ずご確認ください。
c.ファンド型のリスク
リスクは株式型に近く、事業者が破綻等で無くなる、事業が途中で終了してしまうと、原則出資した資金は戻ってきません。事業成績等により分配金が出ない場合もあります。
株式型と同様に流動性はありません。途中で譲渡(売却)することは非常に難しく、できたとしても制限がかかる場合があります。
農業や医療のように公共性のある事業者や地域応援、スポーツ振興などの収益重視ではない事業も多く、事業内容で投資判断をしやすいです。また、期間をあらかじめ決めているものが多いため、貸付型と同様に投資の判断はしやすいです。株式型と貸付型の中間のような位置づけです。
おまけで関連商品やサービスの特典を受けられる案件もありますので、購入型に近いものです。
まとめ
- 共通点:流動性リスク(途中で投資を終わらせることができない)
- 株式型:出資した資金が戻ってこないリスク、期間が決まっていないリスク
- 貸付型:貸付した資金が戻ってこないリスク、利息が支払われないリスク
- ファンド型:出資した資金が戻ってこないリスク、分配金が支払われないリスク
メリットはそれぞれあります。それはまた別の記事でまとめます。
ご購読ありがとうございました。
【初心者】どんな種類がある?違いは?
クラウドファンディングの特徴を知って選びましょう。
クラウドファンデイングは大きく3種類
前の記事でクラウドファンディングは、『「実現させたい活動や夢」がある個人や企業が、インターネットを通して多くの人に伝えて、その活動や夢に対して「共感できる方・協力したい方」から「資金支援を集める」仕組みのことです。』と書きました。
その資金支援によって大きく3つに分かれます。
A.投資型(資金で投資する)
B.購入型(資金で購入する)
C.寄付型(資金で寄付する)
「資金を出す人」の意味がこの3つでは違います。
A.投資型 ⇒ 資金を出す人:投資者
B.購入型 ⇒ 資金を出す人:購入者
C.寄付型 ⇒ 資金を出す人:寄付者
自ずと目的も違ってきます。
A.投資型 ⇒ 目的:投資利益
会社や事業が成長することに期待して出資や貸付で応援をします。順調に会社や事業が成長すればいいですが、倒産や事業破綻すれば投資した資金が戻ってこない可能性はあります。利益を期待するなら投資型です。資金性格等によりさらに3種類に分かれますので、リスクや期待するリターンに応じて選ぶことが出来ます。これから拡大する余地のある市場だと思います。
投資型クラウドファンディングを”金融型”と記載しているサイトがありますが意味は同じです。金融庁HPおよび法律に関する資料には”投資型”と表記されていますので、当ブログでは投資型で表記しています。
B.購入型 ⇒ 目的:商品購入
商品の購入を通じて応援します。まだ誰も作っていない新商品や高い技術力を活かした高品質な商品などを購入し、製作資金を提供し、商品を受け取ります。商品によっては量産効果や知名度がなく割高な場合があります。時代の変化を先取りする商品があります。
C.寄付型 ⇒ 目的:資金提供
見返りを求めるのではなく、必要としている個人や会社に資金を提供します。災害復興や地域支援、社会課題を解決する事業などの社会貢献活動のようなものが一般的です。会社よりはNPO法人や公益性の高い団体が利用することが多いです。
投資型クラウドファンディングは3種類
投資型クラウドファンディングは、さらに3つに分けられます。①資金の性格、②資金を集める目的、③投資者の期待が違います。
a.株式型
b.貸付型
c.ファンド型
貸付型は、”融資型クラウドファンディング”、”ソーシャルレンディング”とも呼ばれていますが意味は同じです。当ブログでは貸付型で表記しています。
①資金の性格
資金の性格がそれぞれ違います。
a.株式型
⇒性格:会社に出資する
b.貸付型
⇒性格:事業や会社に資金を貸す
c.ファンド型
⇒性格:事業に出資する
②資金を集める目的
資金を集める目的が違います。
a.株式型
⇒目的:企業の成長
b.貸付型
⇒目的:事業の継続と成長
c.ファンド型
⇒目的:事業の成功
③投資者が期待すること
自ずと投資者が期待することが違ってきます。
a.株式型
⇒期待:売却益や配当金
出資して株主になりますので、事業が順調に進んでいれば配当金が貰えたり、その株式を出資した金額以上で売却できるようになれば、利益が取れます。売却するにはその会社が上場やM&Aで買収される必要があります。出資をするため、会社が倒産すれば、出資した資金が戻ってこない可能性があります。リスクはありますが、他のクラウドファンディングよりは大きな利益を得られる可能性があります。小口資金で始められるものが増えています。
b.貸付型
⇒期待:元本+利息
事業を継続し成長していくために、必要な資金を小口で多数で集めます。事業が成長すれば、投資した元本に利息が付きます。期限が来れば元本が戻ってきます。事業の継続が困難になったり、会社が倒産すれば元本が戻ってこない可能性があります。期限が予め決まっていることが多いため、投資としても判断はしやすいです。貸付のため株式よりは先に返済される権利があります。最近では不動産や海外の成長事業に貸付する案件が増えてきています。小口資金で始められるものも多いです。
c.ファンド型
⇒期待:分配金(+商品等)
株式型に近いですが、株式会社以外の事業に出資して応援する形です。農業や医療などの社会問題解決に関わるものがあります。値上がりを期待するものではなく、分配金に期待して投資します。おまけで商品などが貰えることもあります。株式型と同様に事業が上手くいかなければ分配金が支払われなかったり、出資した資金が戻ってこない可能性があります。
まとめ
クラウドファンディングは、株式型、貸付型、ファンド型、購入型、寄付型の5つに分けられます。このうち株式型、貸付型、ファンド型が投資型に含まれ、出資や貸付によって資金を提供し、会社や事業の成長に期待するものです。
それぞれリスクやリターンが違いますので、それについては次回書いていきます。
ご購読ありがとうございました。
【初心者】クラウドファンディングって何?
クラウドファンディングとは何?
クラウドファンディングは英語では「Crowdfunding」と書きます。
Crowd(=群衆)+Funding(=資金調達)を組み合わせた造語です。
資金調達の方法のことです。その方法もいくつかあります。
クラウドコンピューティングのクラウド(=Cloud・雲)ではありませんのでご注意ください。
クラウドファンディングは、一文で表すと、「実現させたい活動や夢」がある個人や企業が、インターネットを通して多くの人に伝えて、その活動や夢に対して「共感できる方・協力したい方」から「資金支援を集める」仕組みのことです。
ということは、
”クラウドファンディング”には「資金を出す人」と「資金を集めたい人」 がいます。
資金を出す人と集めたい人がいます。
それぞれの立場から見てみますと、このようになります。
「資金を集めたい人」
「実現させたい活動や夢」があるので、インターネットを通して多くの人に伝えて、その活動や夢に理解してもらい、「共感する方・協力したい方」から「資金支援を集めよう」ということです。
「資金を出す人」
インターネットを通して伝えてもらった「実現させたい活動や夢」に共感できる、協力したいので、資金を出して応援しよう、ということです。
応援することが目的ですが、その方法によって大きく応援の仕方が違います。これについては次の記事で書いていきます。
その「資金を集めたい人」と「資金を出す人」を繋げるプラットフォームとしてクラウドファンディングサイトがあります。
クラウドファンディングサイトについては、おすすめするポイント以外にも必ず確認するべき注意点などがありますので、それも書いていきます。
このブログは、「資金を出す人」の立場で書いています。「資金を集めたい人」はご参考としてご覧ください。
まとめ
実現させたい夢や活動に、共感して、資金を出して応援することです。
ご購読ありがとうございました。
クラウドファンディングを始めよう!
クラウドファンディング始めてみませんか?
将来が不安、今の生活に余裕が欲しい、そう感じていませんか。
こんな方は是非参考にしてください。
副収入を作りたい、将来の不安のため今から準備したい、空いている時間を使って資産運用したい、今までの資産運用と分散させたい、資産を作って早期リタイアしたい、etc.
こんな心配事 や やりたい事がクラウドファンディングで解決できるかもしれません。
このブログでは、クラウドファンディングの初心者が一から学びながら投資をしていくBlogです。
自分自身でクラウドファンディングで投資をしていきまして、その過程をどんどん書いていきます。
<< ご注意事項 >>
※投資は自己責任でお願いします。
※当ブログでは特定の投資を推奨したり勧誘したりする目的ではありません。ご自身による判断でお願いします。投資等による損失等は一切責任を負いません。
※記事については調べた上で書いていますが、正確性や信頼性を保証するものではありません。有意義なものにしていきますが、参考としてお読みください。
ご購読ありがとうございました。
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記事については調べた上で書いていますが、正確性や信頼性を保証するものではありません。有意義なものにしていきますが、参考としてお読みください。
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初出掲載:2021年3月1日